弊社代表取締役 南野稔がJFMA JOURNAL 「ファシリティマネジメントフォーラム2025特集号」2025年春号に寄稿

この度、弊社代表取締役 南野稔が、公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)発行の「JFMA JOURNAL」No.218(2025 SPRING号)に寄稿いたしました。
本号は「ファシリティマネジメントフォーラム2025」特集号として発行されており、南野の論考は、公共施設FM研究部会講演として90ページに掲載されています。
https://www.jfma.or.jp/books/page1-JJ.html#JJ054

寄稿タイトルは「公共施設マネジメントの現状と課題解決に向けた公共FMの実践」。
本稿では、全国の公共施設が抱える老朽化・財政制約・人材不足といった構造的課題に対し、LCCモデルへの過信から脱却し、現場主導の点検情報を軸とした実行可能なFM体制の構築を提案しています。

具体的には、以下のような施策が紹介されています。

  • 年度を1サイクルとしたPDCA体制の確立
  • 職員が主体となれる点検チェックリスト・マニュアルの整備
  • 専門家と連携した定期点検と技術移転
  • 点検結果に基づく施設修繕計画の策定と年次更新
  • 財政状況を反映した優先順位付けと修繕判断の可視化

これらの実践的アプローチは、既存の制度や縦割り組織の限界を乗り越え、持続可能な公共施設運営へと導くものです。市民・職員・議会との情報共有による合意形成も重視し、制度論を超えた「現場起点のFM改革」を提唱しています。


著者:南野稔(サウスフィールドマネジメント株式会社 代表取締役)
本件に関するお問い合わせ
サウスフィールドマネジメント株式会社
E-mail: info@sfmgt.co.jp
Web: https://sfmgt.co.jp

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